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自然と戯れたり、ボールの動きに一喜一憂したり、人の動きに涙したり・・・。
当ブログでは、私の大好きな運動の豊潤な側面であるスポーツ・遊びにまつわるよもやま話、ちょっとイイ話などを、気ままにアップしていきます。 ブログパーツ
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シルバーウィークという、なんだか高齢者向きな連休に近くの山でトレッキング。 この日は、台風によって上空の雲がとばされたおかげか、空は澄み渡り、最高の天気! 登山口は沢の水がキラキラと輝き、周囲のナラ、ブナの林の広葉樹を抜ける風はひんやりと高山の雰囲気抜群。 歩き始めて15分ほどで、心拍計のスイッチを入れるのを忘れていたことに気がついた。 (よって、上のグラフは途中からのデータである。) 尾根へとでる坂には、この時期に見頃を迎える「トリカブト」の花が咲き誇っていた。 この花を写真におさめようと多くの写真愛好家がローアングルでベストショットをねらっていた。トリカブトより、彼らの夢中な様子のほうがわたしには興味ありであった。 さらに登ると登山口に流れていた沢の最源流部が見えてくる。まるでもののけ姫の世界だ。斜面を吹き上げてくる風も若干湿度を含み、苔むした岩を濡らしていた。 尾根へと出ると、気持ちのいい尾根筋トレッキングとなる。 後半の心拍数が落ち着いている様子をみれば、その気持ちよさが伺えるだろう。 まもなく、というか、少しあっけなくピークへと到着する。 しかし、この日は360度絶景のおかげで、いつも以上の達成感を得ることができた。 四国三郎から、紀伊水道、剣から三嶺、小豆島、瀬戸内海とぐるりと見渡すことができ、 この山の立地条件の良さを改めて感じた。 山頂にてブレイク後、スリッピーな足下に注意しながら下山途中、斜面を無心に掘り進めている人を発見。 山菜採りでもなく、土木作業関係者でもない。 尋ねてみると、土中に生息する「眼が退化した昆虫」を採取しているところとのこと。 新種がいる可能性があるということであった。 博物学的調査研究か、その昆虫のもつ成分などの薬学的調査研究なのか、それともそれ以外の興味なのかそれ以上質問はできなかったが、そうした地道な基礎研究の上に応用科学は存立しているのだということを示す現場を目撃できたことは、研究者のはしくれであるわたしにとって、あらためて襟を正さないといけないなと思わされた出来事であった。
by dionysos30
| 2009-09-20 20:40
| スポーツ
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