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自然と戯れたり、ボールの動きに一喜一憂したり、人の動きに涙したり・・・。
当ブログでは、私の大好きな運動の豊潤な側面であるスポーツ・遊びにまつわるよもやま話、ちょっとイイ話などを、気ままにアップしていきます。 ブログパーツ
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中途半端なヒマな時間!
こういうときは、読書だ。 ということで図書館にいったが、あいにく閉館中!(>_<) と、隣の美術館で「ジョルジョ・デ・キリコ」展を発見! ラッキー! デ・キリコ(1888-1978)は、シュールレアリスムに大きな影響を与えたギリシャ生まれでイタリアの画家である。かつて、ダリの強烈なインパクトに一瞬で虜にされた私は、その源泉とも言えるデ・キリコの作品が気になっていた。 今回のテーマは「謎を愛した男」ということだ。 これは、シュールレアリスムの胎動を「謎」という言葉で言いえており、とてもキャッチーなテーマ設定である、しかし、実際に見てみると彼の作風はまるで七変化、ロマン主義的な画風も存在し、絵を消化するのに大変だ。安定と不安定、静的と動的、太陽と月、の間をまさに彷徨っている。どうやら、このあたりはヨーロッパ各地を渡り歩いたそのそれぞれの土地の文化的影響と、第1次世界大戦後の時代的雰囲気の醸成との相互作用がそうさせたようだ。 そうした作品なかでもっとも気になったのは、 「ふさぎ込んだ太陽と形而上的室内」という作品 この絵が何を意味しているのかを問うことはあまり意味がない。 なぜなら、それは形而上のものだから。それはどこまでも現実を突き抜け、表現の限界をいとも簡単に破壊しつづける。 かつてデ・キリコも傾倒したニーチェやショーペンハウアらが見せた生成の哲学をいかに表現するか。絵画という静的なメディアを、見る物の固定観念、生というフィルターで見事に動的なものにしている。 う〜ん。 そういや最近のオレって、動いているようで止まってたな。 もっと生成へ・・・だな。 デ・キリコ
by dionysos30
| 2006-02-05 16:51
| アート
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